洗面台の水漏れ修理をしてから、排水管の臭いきつくなりました
水回りオンライン相談に寄せられた質問と回答の事例です。※個人を特定せず一般化するために、実際のやり取りを一部改編して掲載しています
前に業者さんに洗面台の水漏れを修理をしてもらいました。それが原因かわかりませんが、 ここ1年2年ほど排水管からの臭いがきつくなり、パイプハイターを週に1回はやらないともたなくなりました。
それに伴ってお風呂と洗濯機の配管からの臭いもきつくなってきました。入居した頃はあまり気にならなかったのですが、5年が経ち、臭いが気になる今日この頃です。
連鎖的にすべて臭うようになったのは何が原因なのでしょうか? ちなみにお風呂と洗面台と洗濯機の配管は、同じ場所に流れ込んでいるようです。
排水口から臭いがする原因は、トラップと呼ばれる臭い(や害虫)の浸入を防ぐ装置の不具合が原因であることがほとんどです。
形状は様々ありますが、トラップはいずれも常に水が溜まる仕組みになっており、その溜まっている水(「封水」といいます)が臭い(や害虫)の浸入を防いでいます。
「不具合」とは、その封水が溜まっていない、あるいは溜まり方が十分ではない(これら合わせて「封水が切れる」といいます)ということで、その結果、下流側の排水管からの臭いが防がれず、排水口から室内に侵入します。
質問者様の洗面台の排水の臭いの原因も、まずはこれが疑われる状況だといえます。
かつて起きた洗面台の水漏れとその修理については、排水口から臭気が上がる現象との関連性は限りなく低いと考えます。
お風呂や洗濯機の排水口からも(連鎖的に)臭気が上がるようになったことも、洗面台の排水口から臭気が上がる現象と関連しているとは必ずしもいえません。なお、「お風呂と洗面台と洗濯機の配管は同じ場所に流れ込んでいる」ことは一般的によくあることです。
トラップの不具合(封水が切れる)の原因として、一定期間その水回りを使用しない(水を流さない)状態が続き封水が蒸発すること、が考えられます。
現在臭気が上がっている洗面台、お風呂、洗濯機のうち、(おそらく「ない」とは思いますが、)しばらくご使用になっていない水回りがあれば、そのことが臭いの原因の1つとして考えられます。
いずれの水回りも常時ご使用の状況であれば、次は、トラップが正常に機能しているかを、分解するなどして確認します。
この作業は、トラップのしくみについての知識が必要であるため、水道工事店など専門の事業者へ依頼することをお勧めしします。
ここまでをお読みになって、追加でお気づきになられた点、あるいはご不明点があれば、教えていただければ幸いです。
ありがとうございました。水道工事店に依頼してみます。
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