望まない出費……
だからこそ安心にしませんか
公共下水道への接続は法律で定められた国民の義務。
とはいえ分かりやすいメリットがあるわけではないので「望まない出費」と言えそうです。
当店は碧南市内での下水道接続工事を許可された「排水設備工事指定工事店」です。
確実な連絡、細やかな提案、そして丁寧な施工で、他のサービス同様に安心を提供いたします。
下水道への接続とは
<下水道への接続とは>
下水道への接続は法律で定められた義務です。下水道が使える区域に土地や建物を持っている人(※)は「下水道への接続」をしなければなりません。
義務である「下水道への接続」とは「その土地や建物から出る汚水(生活排水等)が、すべて下水道に流れるようにする」ことです。具体的には、所有する敷地や建物にある水回りと道路の下に埋められた公共下水道との間を排水パイプなどの設備で新たにつなぐことです。水回りと下水道の間をつなぐので「接続」と言います。
このことは下水道法第10条で定められています。なお、この条文に違反した場合の罰則等は定められていません。
※下水道が使える区域を「処理区域」と言いますが、接続の義務を負うのは、この下水道処理区域内にある土地や建物の所有者(または占有者)です。
▼ドブへ流れる汚水をゼロにすることが目的
道路側溝(ドブ)へ流れる汚水をゼロにする。ひと言で言えば、これが下水道への接続を義務とする目的です。ではなぜ「道路側溝へ流れる汚水をゼロにする」必要があるのでしょうか。詳しく知りたい方は、こちらのコラムをお読みください。
参考 「ドブへ流れる汚水をゼロに?!」下水道接続が義務である理由
<接続って、すぐにしなきゃいけないの?>
下水道への接続の期限は、下水道が使えるようになった日(供用開始日)から1年以内、と解釈されています。
法律は「使えるようになったら遅滞なく接続しなければならない」と定めています。「遅滞なく」とは「すみやかに」という意味ですが、具体的な日数は明確ではありません。そこで市町村の中にはこの期限を条例等で独自に定めている場合もありますが、碧南市にそれはなく、あくまでも「すみやかな接続」を呼び掛けています。
碧南市のように具体的な定めがない場合の「すみやか」は、一般的には「1年以内」と解釈されています。
▼5軒に4軒が「すみかやに」接続
ちなみに、下水道が使える区域(処理区域)内での接続済みの建物等の割合は、碧南市では常に80%以上。「5世帯に4世帯はすみやかに接続している」と言えそうです。
さらに詳しい内容をコラム(お役立ち情報)で紹介していますので、参考にしてください。
参考 「下水道接続は3年以内でよい」と聞いたけど
参考 下水道接続の費用は分割払も可能です
市役所への手続き
<使えるようになるまで1年半、期限まで2年半>
令和2年4月現在、碧南市で下水道が使える区域(処理区域)は、面積的にも人口的にも全体のおよそ8割。残りの2割も順次整備が進み令和13年まで続く予定です。未整備の区域にお住まいの方には、整備計画年度(※1)の前年の10月に説明会(※2)が行われます。下水道への接続できるようになるのはこの説明会から1年半後、接続の期限は2年半後です。
※1 向こう3年度の整備計画が公表されています。それ以降は未公表です。
※2 説明会を開催せず、書類の郵送のみの場合もあります。
▼市役所への手続きの流れ
市主催の説明会※への参加が2回、市への書類提出が1回あります。
1回目の説明会の翌年の春から10か月間、市が発注する下水道整備の工事(公共工事)が行われ、翌々年4月に下水道への接続ができるようになります。
「取付管の設置位置」はぜひ当店へご相談ください(無料)
「取付管の設置位置」は工事価格を左右しかねない重要な要素です。安易に決めた結果、本来必要のなかった工事をせざるを得なくなった例が少なくありません。
参考 取付管の位置によって工事価格が変わる例
「取付管の設置位置」とは、市への提出が必要な書類(市役所への手続きの流れの1「取付管設置申込確認書」)に記載する内容のことです。具体的には、敷地の道路に面した間口の中において「どの位置から下水道へ接続するか」のことで、その位置を図面に描き込みます。翌年5月~翌々年3月まで行う下水道の公共工事において、図示した位置の道路の中(地面の下)に「取付管」と呼ばれる管が設置されます。そのため、説明会から1~2か月後を期限に提出が求められます。
当店では「取付管の設置位置」についてのご相談を受け付けております。現地に伺い、お勧めの位置を提示し、希望されれば書類への図の描き込み(作図)も行います。作図まで含め無料です。同時に工事価格見積のご依頼も承ります。見積も無料です。
▼工事費以外に市に納めるお金もあります
下水道の接続にかかる費用として、工事費以外に市に納めるがお金があります。「受益者負担金(市役所への手続きの流れの2)」です。受益者負担金は、下水道の整備によって利益を受ける人たち(受益者)が整備費の一部を負担するというお金(負担金)です。
金額は350円に土地の面積(単位は平方メートル)を乗じて算出されます。例えば土地の面積が200平方メートル(約60坪)ならば、350円×200平方メートル=70,000円となります。決定した受益者負担金額は、供用開始直前の3月に郵送で通知されます。
受益者負担金の納付は、原則分割です。納期(納める時期)を毎年4期ずつ設け、5年20期で納付します。なお分割せずに一括で納めた場合には負担金額が割り引かれる制度(前納報奨金)もあります。初年度に全額を一括で納めると約15パーセント安くなります。
工事価格の目安
<最も多いのは20~30万円(税込)>
当店の過去13年間、約160件の下水道接続工事の記録を元に工事価格を分析しました。
最も多い価格帯は20~30万円(27.4%)、次いで30~40万円(26.1%)で、全体の7割以上が50万円未満でした。80万円以上の工事は全体の1割未満でした。なお、これらの価格はすべて消費税込みの総額です。
<価格に差が出るポイントをお教えします>
下水道接続工事の工事価格に差が出るポイントを3つにまとめました。
▼ポイント1 平成13年(2001年)以降の新築か?
一戸建ての住宅の場合、いつ頃建てられたかによって価格に差が出ます。平成13年(2001年)以降に新築された場合は、比較的安価になる傾向があります。それは家庭の敷地内で生活排水を浄化する浄化槽のしくみによるものです。
平成13年以降は、トイレだけでなく生活排水のすべてを浄化できる合併処理浄化槽のみが設置可能となり、トイレだけを処理する単独処理浄化槽は新規に設置できなくなりました。合併処理浄化槽の場合、浄化槽よりも上流側は原則工事が不要になるため、接続費用が安くなることが多いのです。
▼ポイント2 浄化槽をすべて掘り出すか?
下水道に接続すると浄化槽は不要になります。土の中に埋まっている不要になった浄化槽をどうするのか。この処分方法によって価格に差が出ます。
処分方法としては大きく3つあります。①全部掘り出す、②上半分掘り出す(下半分は残す)、③全部残す。価格は①が最も高く、②、③の順に安くなります。
最も多く選ばれるのは②です。いずれの方法を選んでも、汲取りと清掃は必要です。③の全部残す場合は、浄化槽の中には常に水を貯めておきます。土の圧力で、浄化槽がつぶれたり、浮き上がったりすることを防ぐためです。
標準的な大きさの浄化槽の処理価格(参考)
①12~17万円
②10~13万円
③3~5万円
- 汲み取って清掃する、壊して埋める、廃材を処分する、などの費用を含んでいます。コンクリートなど舗装の取り壊しと復旧は含まれていません。消費税を含む総額です。
- 価格の幅は作業のし易さの度合いです。土を掘るのに機械(ショベルカー)が使えるか、「狭い」「屋根がある」などの理由で機械が使えずに人力で行うかなどが影響します。
▼ポイント3 コンクリート舗装を元に戻すか?
下水道接続工事で、価格の総額に占める割合が意外と大きいものがコンクリートです。舗装された部分を掘り返すにはコンクリートなど舗装材の取り壊しが必要なのです。掘り返した部分は再び埋め戻します。そのとき元々コンクリートで舗装されていた部分は同じくコンクリートで復旧するのが一般的ですが、必ずしもそうしなければならないわけではありません。
安価な方法として砂利での復旧があります。全体の価格をおさえるため、砂利での復旧を選ばれる場合もあります。
見積依頼から工事完了までの流れ
見積をご依頼ください
ご自宅など下水道への接続を希望される建物に伺い、建物外部や水回りを拝見いたします。同時に寸法の計測や記録用の写真撮影など、見積および提案に必要な調査をさせていただきます。 見積および提案は無料であり、それらにかかる費用は請求いたしません。
見積と提案を行います
下水道接続にかかるすべての価格を明記した見積書と図面を提出いたします。
見積書の記載内容には専門用語をできるだけ使わず、日常語での説明に努めます。
見積書提出までにかかる期間は、調査の日から概ね7日間です。
市に届け出る書類を作ります
市に届け出る書類をつくって提出し、市による確認を待ちます。これに概ね1か月かかります。また常時2~3件の工事を順に1つずつ進めています。これらの事情を含め、着工まで2~3か月の時間を頂いております。
工事期間の日程表(工程表)をつくります
工事の日程が決まり次第、作業の流れがわかる工程表を作成します。工程表ができ次第、内容をご説明の上お渡しします。工事期間は3~10日間で規模や内容によって異なります。最も多いのは4~5日間です。
参考 下水道接続工事って具体的に何をするの?
工事を行います
下水道への接続など建物外部で行う作業については、ご不在でも工事は可能です。ただし内容によっては建物内へ立ち入る必要がある場合もあります。その際は、お出掛けやお帰りの時間に合わせるなど具体的な調整を相談いたします。
工事完了後に市の検査があります
工事完了後には市役所職員による検査があります。市に届け出た計画のとおりに工事が行われたかどうかを現地で確認する検査です。工事施工者である当店も検査に立ち会います。この検査の合格をもって下水道への接続が完了し、以降下水道の使用料金が発生します。
参考 下水道料金っていくらくらい?
<家の図面が見たいです(見積依頼時に用意していただきたいもの)>
見積のための調査に伺う際に用意していただきたいものがあります。それは家の間取りがわかる図面です。図面がなくても見積りは可能ですが、お見せいただけると調査がよりスムーズに進みます。お見せいただいた図面は見積作成用の資料として、その場でスマートフォンのカメラで撮影させていただいております。ご了承をお願いいたします。
ご依頼
下水道接続のご依頼の際は、
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営業時間/8時30分~17時30分 休日/日曜日
※日曜以外にもGW、お盆、年末年始の休業があります。